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私がすばる望遠鏡に出会ったのは、国立天文台のすばる望遠鏡の建設記録ＤＶＤ「未知への航海」を見て興味をもったことであった。
その次は光交流会が主催するセミナーで国立天文台名誉教授、成相恭二先生のすばる望遠鏡に関しての講演を聞き、実際にすばる望遠鏡サイトに行って見たいという考えになっていた。しかしいつの間にか想いとは別にハワイ島ということで、現実に見学に行くことの困難さから遠い目標になっていた。
そんなことから数年が経ち、夢に想っていたことが成相先生が企画するすばる見学ツアーという形で実現の運びと成り、今回参加メンバーの一員に加えて頂いた。
ツアーのメンバーとハワイ島に着き、すばる望遠鏡プロジェクト建設の大御所である、小平桂一先生（元国立天文台長、現大学院大学 学長）ご夫妻と一緒に昼食を取る機会を頂き、プロジェクトの困難さを直接お聞きすることが出来た。
すばる望遠鏡サイトでは、広報の林左絵子先生のご説明はとても分かりやすく、且つ質問に関しても明解で詳細な情報を提供して頂いた。
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ＤＶＤを観たところのすばる望遠鏡サイトについては、その環境の厳しさが余り語らえていなかったが、実際にマウナケア4200ｍの高度に立ってみると空気の薄いのを実感するに当たり、建設工事はさぞ困難を極めただろうと想像できた。何しろ早足で歩くだけで酸素欠乏故に頭が痛くなり、フラフラする始末である。
今回すばる見学に参加された方々は、すばる望遠鏡とくにレンズまわりの製作関係者かなり入っていたことから、主焦点カメラの部品を担当した元メーカーの方が「やっと恋人に会えた！」と一言漏らしたのには感動いたしました。
望遠鏡本体の大きさはＤＶＤを観て知っていたが、実際に見学すると更に大きく感じた。 特にドーム内の鏡のコーテイングに使用する真空蒸着器などは、大きさ的には初めて見るもので、鏡面を上に据えて蒸着することには、想像以上の驚きでした。
すばる望遠鏡サイトに行くまでの道路は想像以上に広く、大型望遠鏡の部品や建設資材を運搬する為に広げたものと理解した。
結びに今回のすばる望遠鏡見学ツアーを企画して頂いた成相恭二先生とすばる望遠鏡サイトのご案内をして頂いた林左絵子先生には、唯々感謝の気持ちでいっぱいです。有り難うございました。
（工場長 新井） |
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