すばる望遠鏡イメージ

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【ドーム最上階】

最上階で現在付いている望遠鏡天辺の副鏡(赤外線観測用)を見学、銀のコートが蒸着されている。天井にはアーム形状のクレーンロボットが副鏡を交換する為にあり、交換の際は人が乗って作業するとの事。作業者は命綱を着けるようだがかなり怖いのではと思う。ここからすばる望遠鏡本体の鏡筒全体を見下ろす事が出来るのだがさすがに望遠鏡は大きい。
鏡筒
鏡筒

【主鏡のアルミニュウム再コーティング】

望遠鏡ドームの1階には主鏡の再コーティング施設が在り、案内して頂いた林先生の説明によると、再コーティングは3年に1度のペースで実施され、その際に観測は約1ヵ月間休止となり、様々な望遠鏡施設のメンテナンスも同時に行われるという事であった。
すばる望遠鏡本体から外された主鏡はクレーンと専用台車により、観測階(3F)から地上階(1階)に降ろされ、アクチュエーター取り外し治具、洗浄装置を経て約直径10mの蒸着装置で鏡面を下にしてアルミニュウムを蒸着させる。我々の常識では被蒸着物を蒸着装置に縦に入れるのであるが、主鏡では横向きとなる。鏡の洗浄であるが、プロペラが付いた洗浄装置により、アルミニュウムを剥がす為の薬品で洗浄、その後純水で洗い流して窒素ガスでドライにすると説明があった。
洗浄治具
洗浄治具

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